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温泉、古道具、ジャンボ揚げ餃子、ボードゲーム。地域を楽しむエンタメ型ワーケーション。

ワークスペース

2022.5.13

コワーキングスペースDEER KICK LABO

温泉、古道具、ジャンボ揚げ餃子、ボードゲーム。地域を楽しむエンタメ型ワーケーション。

津市安濃町にある公共の入浴施設「あのう温泉」の2階には、地域活性に取り組む古道具店とコワーキングスペースがあります。そこから車で15分ほど走ると日本一大きな揚げ餃子「津ぎょうざ」が食べられるラーメン屋さん、そしてボードゲームで遊ぶことができるスペース。地域を盛り上げたい!という3つの場所でワーケーションを楽しみました。

安濃町を面白くしていきたい!入浴施設の2階にある古道具店とコワーキングスペース。

温泉、古道具、ジャンボ揚げ餃子、ボードゲーム。地域を楽しむエンタメ型ワーケーション。

三重県津市安濃町は、三重県の中部地域、安芸郡にあった小さな町です。1955年に草生、村主、安濃、明合の4村が合併して安濃村となり、1977年町制施行により安濃町となりました。2006年に津市と合併し、現在は、津市の一地区として存在している地域です。
その安濃町には、「あのう温泉」という公共の入浴施設があり、その2階にコワーキングスペースがあるので午前中はそこで仕事をすることにしました。

温泉、古道具、ジャンボ揚げ餃子、ボードゲーム。地域を楽しむエンタメ型ワーケーション。

あのう温泉の2階には、ショップ&ギャラリーの「安濃古道具店」とコワーキングスペースの「DEER KICK LABO」があります。この2つを合わせて「アノウラボ」と言います。

温泉、古道具、ジャンボ揚げ餃子、ボードゲーム。地域を楽しむエンタメ型ワーケーション。

アノウラボ代表の森谷さん。「10年後の安濃町の姿を想像しながら、『安濃町に行ってみたい・安濃町に関わりたい・安濃町に住んでみたい』そう思えるような場所を、アノウラボの活動を通じて作りたいと考えています」とのこと。

アノウラボには、仕事場としての機能をもつ「DEER KICK LABO」と、表現・披露、交流、体験の場としての機能を持つ「安濃古道具店」があります。安濃古道具店は、様々なアーティストの方々の作品を披露する場になっていて、お客さんの中にはこの場所だけをめあてに来てくれる人もいるそうです。

温泉、古道具、ジャンボ揚げ餃子、ボードゲーム。地域を楽しむエンタメ型ワーケーション。

まずは安濃町にお客さんを呼んでくることに力を入れ、将来的にはお店以外のこともしていきたいとのこと。
お客さんがいない時であれば、まちづくりやイベントのことなど森谷さんと気軽にお話できるので、新たな仕事のヒントや気づきを得たい方は、ぜひ安濃古道具店にお越しください。

温泉、古道具、ジャンボ揚げ餃子、ボードゲーム。地域を楽しむエンタメ型ワーケーション。

安濃古道具店の横には、コワーキングスペース「DEER KICK LABO」があります。1時間500円で使えるスペースで、机、椅子、電源、Wi-Fi、白黒のコピー機があります。本当にそれ以外のものはないので(BGMもないので)、集中してしっかりと仕事をしたい人には最適な空間となっています。
ここで、溜まっていた事務作業を片付けます。

お時間のある方は、1階の入浴施設が300円で利用できるので、仕事が終わったお風呂に入るのもオススメです。

学校給食から生まれたB級グルメで地域を盛り上げたい!

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2時間程仕事をしたあと、お腹が空いたので車で15分程走ったところにあるラーメン屋「いたろう」に向かいました。お目当ては、2019年の「B-1グランプリin明石」でゴールドグランプリに輝いた「津ぎょうざ」です。

温泉、古道具、ジャンボ揚げ餃子、ボードゲーム。地域を楽しむエンタメ型ワーケーション。

こちらが津ぎょうざです。大きい!
直径15cmの皮を使った揚げ餃子です。
市町村合併前の津市の栄養士の方がレシピを考案し、現在でも小学校の給食に提供されている、子どもたちに大人気な一品です。
「津市げんき大学」という団体が、この津ぎょうざをご当地グルメにして地域活性にしようと活動し、現在、津市内のいくつかのお店で食べられるようになっています。

レシピはその店ごとに特徴があり、「いたろう」の津ぎょうざは、学校給食のレシピをベースにラーメンのスープが入っていて、とってもジューシーでした。

温泉、古道具、ジャンボ揚げ餃子、ボードゲーム。地域を楽しむエンタメ型ワーケーション。

津市の給食の人気メニューには、津ぎょうざだけでなく「チキンロール」というものもあります。「いたろう」のマスターが、学校給食の思い出の品として食べたかったこともあり、当時チキンロールをつくっていた調理員さんにレシピを聞いて商品にしたとのこと。作る手間はかかりますが、本当に地元の方に喜んでもらえるので、作り続けているそうです。

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また、夏の限定メニューだった「カレーつけ麺」も、お客さんから通年で食べたいという声が多くて通年化したとのことでした。手打ち麺で36時間寝かさないといけないので、1日の販売数には限りがあるのですが、カレーが好きな方にはぜひ食べていただきたい一品です。
チキンロール、カレーつけ麺とも絶品でした。

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「いたろう」の森夫妻。お店を始めたのが1999年11月なので23年目。地域の人に愛される居心地の良いお店です。
マスターの森正章さんは、「津ぎょうざ協会」の2代目代表で、津市を盛り上げていくことに何か役立てるのであればと会長を引き受けられました。
土日は、津ぎょうざを目当てに市外や県外から訪れる方も多いそうです。伊勢や志摩へ観光に行かれる方が素通りではなく津市に立ち寄ってくれることは本当に嬉しいとのこと。ワーケーションや出張で津市に来られた方は、ぜひ「いたろう」の津ぎょうざやラーメンを堪能してくださいね。

ボードゲームを使って人と人をつなげてコミュニティをつくりたい!

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ラーメンと津ぎょうざを堪能したあと、「いたろう」から車で3分のところにある「津センターパレス」へ。
ここの3階にある「津市市民活動センター」にはフリースペースがあり、Wi-Fiも使えるので、ここで簡単な仕事をします。
津センターパレスのすぐ側には、大門商店街があり、和菓子などのお土産を買うこともできます。

温泉、古道具、ジャンボ揚げ餃子、ボードゲーム。地域を楽しむエンタメ型ワーケーション。

仕事を切り上げ、17時からは、津センターパレスから車で3分のところにあるボードゲームスペース「SANTAS(サンタス)」に向かいます。金・土・日しか開いていないのですが、1時間300円でお店の人やそこに来られたお客さんと一緒にボードゲームを楽しむことができます。

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SANTASは、「ボードゲームを使って人と人のつながりやコミュニティをつくる」ことを目的にしていて、初対面のお客さん同士でも、ゲームを通じて楽しく遊び仲良くなることができます。一人で遊びに行くこともできますし、友達や会社の仲間と一緒にいくことで、よりお互いを知ることができたりします。また、ゲームをすることで脳が活性化され、新しいアイデアが湧いてきたり、ストレスが軽減されたりもします。

SANTASで3時間ほど遊んで、今回のワーケーションは終了となりました。

いつもと違う場所で時間を決めて集中して仕事をし、美味しいご飯を食べて、最後に遊んでスッキリと締めくくることで、明日への活力につながるワーケーションとなりました。

過ごし方の一例

<1日目(日帰り)>

10:00 あのう温泉に到着。
   「DEER KICK LABO」で書類作成したり「安濃古道具店」を覗いたりします。

13:00 「いたろう」で昼食。

14:00 「津市市民活動センター」でメールチェックや書類作成。
    大門商店街でお土産を買う。

17:00 ボードゲームスペース「SANTAS」にてボードゲームを楽しむ。

20:00 ワーケーション終了

施設の紹介

安濃古道具店
〒514-2326 三重県津市安濃町東観音寺51−3 安濃交流会館 2F

安濃古道具店

DEER KICK LABO
〒514-2326 三重県津市安濃町東観音寺51−3 安濃交流会館 2F

DEER KICK LABO

ラーメン いたろう
〒514-0033 三重県津市丸之内4−20

ラーメン いたろう

津市市民活動センター
〒514-0027 三重県津市大門7−15 津センターパレス3階

津市市民活動センター

ボードゲームスペース「SANTAS」
〒514-0028 三重県津市東丸之内16−3

ボードゲームスペース「SANTAS」

ライター情報

川北 輝

1979年生まれ。42歳。ワーケーション初心者です。好きな食べ物は、カレー、麺類、辛いもの、甘いもの、納豆。苦手な食べ物は、サバ(アレルギー)。趣味は、ボードゲーム です。よろしくお願いいたします。